オープンでもプライバシーがある空間作り
3年ほど前に注文住宅の人気メーカーからオープン外構の建売を購入しました。南道路の作りなのでリビングの掃き出し窓の前面にアスファルト地の駐車場があります。購入前にクローズ外構と悩みましたが、車の出し入れもしやすくクローズ外構と違って囲いがない分隠れる場所がないので、防犯面も安心だろうと購入を決めました。しかし住んでみると、想像以上に落ち着きません。我が家の周りは子育て世代が多く袋小路になっている物件。毎日午後になると幼稚園、小学校帰りの子供たちが袋小路の道路で遊びだし、当たり前のように我が家の駐車場でも遊んでいます。
時にチョークで落書きされてしまう事も…。子供の人数も多く、母親たちも集団心理で気が大きくなってしまうのか、だんだんと子供を注意しなくまりました。我が家も子供がおり、リビングの目の前で他の子供たちが遊んでいると「僕も外で遊びたい!」と騒ぎ出し自宅でゆっくりすることも出来ません。また掃き出し窓を開けて換気をしていると近所の子供が部屋の中を覗いていることも…。気候がいい時期でも一番大きな窓を開けることが出来ないのが、かなりストレスに感じていました。とても閉鎖的に感じてしまいます。家の前で近所の奥様方が井戸端会議をしている事もよくあるのですが、そんな時に子供が気付かないうちに掃き出し窓のカーテンを開けてしまい、部屋の中が丸見えになってしまう事も多々ありました。
週末も午前中から近所の子が遊びだすので、声や視線が気になり自宅で落ち着いて過ごすことが出来ません。近所にどのような人が住んでるかにもよるかと思いますが、我が家の場合はオープン外構は失敗だったと思います。後からクローズ外構にしたいと考えても同じような建売が並んでいる中、我が家だけ工事をするのは近所の目が気になってしまいなかなかできません。何か良い方法はないか考え、リビングの掃き出し窓にモザイク風のガラスシートを貼ることにしました。これで外からの視線も気にならなず部屋の中からも外の様子が見えないので、シートを貼ってからは子供が落ち着いて部屋で過ごせるようになったと感じます。
また掃き出し窓で換気が出来るようにするために、ウッドデッキを付けました。デッキの柵も高めにして、外からの視線も気にせずデッキで過ごせるように作りました。デッキを作った事でプライベートの空間も確保出来ましたし、オープン外構でスペースに余裕があったからこそ、理想的な広さのデッキを作ることが出来たと思います。窓もカーテンも開けられて開放感が出ました。オープン外構が不満に感じたときにクローズ外構にする工事をするのはとても大がかりな工事になりますし、近所の目も気になると思います。デッキを付けたり、ガラスシートを張る対策なら手ごろですし近所の目も気にならずに対策出来ると思います。住んでみないとメリットもデメリットも分からないと思うので、オープン外構を選んで不満に感じたとしても我が家のような対策もあります。住んでから少しづつ自分たちの理想の形に近づけていくのもおススメです。